ちょっと、見方をかえただけで.....
「出来る」ことなんですね!
初っ端から、「お墓」のシーンで....ごめんなさいね!
こんなことを、お聞きしたものですから......
........
あるお檀家さんです。
その伊東さん(仮名)ご夫婦には、お子さんがいらっしゃらなかった.....。
代々のお店の存続もあって....ご縁が遠いんですが、若い方に
入り婿、入り嫁の形で伊東家に入ってもらうことにされたんだそうです。
.....伊東さんご夫婦が思い浮かべるように、お店のことも、後継ぎも
すべてが、うまく行く予定でした.....。
.....しかし、しかしですよ....若主人が急に病気になられ、
あ~っという間もなく、亡くなられたのです。
さ~! たいへん!
問題がおこりました。
若主人は「中村(仮名)」という姓のままだったんです.....。
若奥様も婚姻されて「中村」になっていました。
伊東家のお墓には当然「伊東家先祖代々」と掘ってあります。
だとすれば.....
亡くなられた若主人は、どこに入ればいいのでしょうか?
.....伊東家のお墓に入れるんでしょうか?
それとも、遠い田舎の中村家のお墓に入ればいいのでしょうか?
若奥様の場合は?
一生懸命、お店で頑張ってくれた若主人にどうすれば「報える」のか.....
伊東家の老ご夫婦は、お寺様、墓石屋のご主人を交えて.....ご相談された
そうです。
....で、
こうされたんです.....。お墓の「伊東家先祖代々」と彫られている石碑を
「南無阿弥陀仏」としよう...と。
(最初は、墓石屋のご主人が、石碑の表面を削って、彫りなおす.....とい
うことを提案されたのですが、
石碑が古くてもろい状態だったので、新調となりました....。)
これならば、伊東家、中村家いずれが、お墓に入っても「違和感」はあり
ません。
また、若奥様も...いずれかは入ることも出来ます。
......うまい! 考え方です。
お寺でも、南無阿弥陀仏と彫りなおされた「伊東家のお墓」に中村さんの
若奥様がお墓参りされたとしても.....顔見知りではないお檀家様からみて、
何の違和感もないでしょうし.....。
.....こんな風に「柔軟」に考えれば.....「無縁墓」もずいぶんと少なくなる
のでは.....と思ったりします。
....このたびは、固定観念に縛られている「自分」に「喝(カッ!)」を
入れられたみたいです。
みなさんも、お考えください....
また、また。
.....ですが
.....明日(7月7日)は、家人の安息日!
したがって.....7月7日、休刊しま~~す!