京かみあん~言葉のはなしをあれこれと~

『誰も知らない京の街は もっと面白い!』

大きなお寺は観光化...で、小さなお寺は...どこへ?

 

世界遺産のおかげは「大きなお寺」に、

「小さなお寺」はどうすればイイの?

 

 

 

なんとか世界遺産の影響で、お寺や神社が右往左往......。

最初の頃は「まあ、一時的なもんでしょう~」

と、ささやかれていたものが.....

今や、外国人観光客の受け入れに「やっき!」です。

 

わたくしたち、京に住むものにとって.....

信仰の対象」が外国人観光客にとっては「観光の対象」となってしまって

います。まあ、大きな寺院さんや神社さんは....観光寺社ですから....仕方ない

といえば、仕方ないことなのですが.....。

 

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 あるお寺のご住職様などは、

「これから先、完全に「お月参り(おつきまいり)」や「法事」はなくなる

だろう.....。」と。  「小さなお寺は、それなりにお寺の在り方を考えてい

なかなければならないだろう.....」とも仰る。....深刻な問題です。

 

 ある程度の規模の寺院さんでも、いまいち名前が浸透していないと、......観

光化というのは中々の「高いハードル」なんです。

そういった、お悩みを抱えたお寺様がたくさんいらしゃいます..........。

 

 

あるお寺さん.....


わたくしどものお寺は、

「これと言って、特色のあるお寺でも、またそんなに歴史のある寺院でもあり

ません.....。」

ただ、ひとつ

みなさんから、「濃いタイプの住職、お寺さん」といわれています。

(....といっても、外人のような「濃ゆい!」お顔立ちでは決してありません。)

 

いい意味で、顔が売れている!

ことだと.....思うんです。

 

お壇家さんはもちろんのこと、

お寺がある地域全体で、人柄が「知られている」んです。

小さな子どもさんでも「人気!」なのは、すごいことですよ。

(.....けれど、別に、TVに出たとか、ラジオに出演したとかも全くなし。

メディアへの露出はゼロ!)

......驚くでしょ

 

 

.......

1つには、「地域でのリーダーとしてみとめられている!」ということ。

お壇家さんはもとより、たくさんの方々の前に立ち、語り、参加し、先頭に

立つ。当然、人が集まるところには、常に顔を出す。(まるでどっかの党の

政治家さんのようですが、.....決してそんなに押し出しは、ありません。)

 

お寺ですから、慈善活動も当然ありますよね.....

2つ目には、「持続可能な慈善活動を続けるというモットー」をまもっておら

れるということ。

 どんな人にでもできる活動!を、いつも念頭におかれていて、

ある時は先頭に、ある時はサブにまわり.....。

地域に密着した地道な活動をされています。

 

3つ目は、

お壇家様をはじめお在家の方々のお手本になろう」が信条です。

 ご住職様は、決して「石部金吉」のような堅物でもありませんし、

けっこうお酒もたしなまれます。

また、趣味の中でも一番なのが「渓流釣り」です。

ほとんど、プロですよね。

 

 

いいものを知って、良い人と出会い、語り、約束を誠実に実行することで、

実行力のある人として地域の潤滑油になっていく。これなんですよ!

 

 

大きなお寺の名前、○○寺は知られているでしょう.....

でも、ご住職様は「誰なのか?」ごぞんじでしょうか?

でしょ.....、

有名なお寺は知っているが、そこの管長様、貫主様、ご住職様の名前は、

まったく知らない... これが、現状なんです。

本当に.......「誰にしられているのか?」が問題ですよね!

 

 

経営学などで用いられる用語で、「ブランディング」が切実な問題にな

ってきているのではないでしょうか?

ご住職様が「ブランド」になれば、お壇家様、ご信徒様は離れない、

ひいては、「他のお寺との差別化」も自ずから

できあがっていくことになるんではないでしょうか.......。

キーワードは

地域との接点を濃く」なんでしょうか.....?

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また、また。

 

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