京かみあん~言葉のはなしをあれこれと~

『誰も知らない京の街は もっと面白い!』

言葉のはなし

たいへん長らくご無沙汰しておりました。

 

身体の調子も以前の様に良くなってきましたので、

ブログをお気楽に再開したいと思いました。

 

私も若い頃(サラリーマン時代)はセンチ、ミリの世界に住んでいたのですが、

今や尺貫法のお年寄りになってしまった様です。

「昔は尺だの寸だのだったですが、今はセンチ、ミリだから」と

私より20歳若い人に言われてしまいました。

 

私の父などは「一分弱かな〜」てな世界で仕事をしていました。

その頃の私の感想は「???」だったんですが

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一尺差し

・・・晩年の父が使用していた一尺物差し(竹製)です。

半世紀足らずで

今や懐かしさと「そうだよな、曖昧な面白さが良いんだよね」が

私の頭の中に充満してしまいました。

 

確かに、我が国は「センチ、ミリ」で経済発展を成し遂げたのは事実ですが、

どうも「ゆとりがない。」と感じてしまうのです。

 

尺や寸に戻せとは、決して申しませんが、

尺も寸も分も厘もたまには良いんじゃないかと思ってしまいます。

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父の巻尺

曲尺とセンチメートルの目盛りがきってあります。

・・・私的には「うれしいもの」があります・・・もちろん使っています!