京かみあん~言葉のはなしをあれこれと~

『誰も知らない京の街は もっと面白い!』

何でなん?教えて!

 

 

ぜひとも知りたい! その秘訣

     ........むむむむ!知りたい!

 

 

タイトルからして怪しげな.....

いえいえ、けっしてへんな商法の案内ではありません....。

 

先日の「お寺さんの講演」についてです。

.....「ときたま、講演の依頼があるんだけれど、そんなにしょっちゅうはないよ。」

   「何か? 秘訣があるの?」

     「できれば、あやかりたい~ 教えて!」

  とあるご住職様。

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 何もとくべつなことをされている訳でもなく、いたって「普通!」です。

 

......でも、でも、必ず実践されていることは3つ!

 

ひとつ

講演の会が終わっても......、

講演を聴きにこられたお客様が帰られるまで、ず~と 残っておられます。

 

その理由をおたずねすると、

......質問したくてもできないひとがたくさんおられます。

   聞いてみたいのだけれど、たくさんのおひとの前ではどうも.....。

   そんな方々にでも「すっきり」して帰っていただきたい....と思うんで。

   拙僧も、そのほうが「すっきり!」するんですよ......。

  

 会場に残ってひとりひとりにおはなしされることは、出来るものではあり

ません。 ふつうは、さっさっと退場されますよね。

 

 

ふたつ

自坊の宣伝をまったくされません。

お墓分譲のおはなしなど、一切されません。

 

拙僧は、そういうことは「めんどくさい!」だそうです。

かりに、ご案内したとしても、

聞いておられる方々には「迷惑!」だし、

言い出した拙僧も「気まずい~」雰囲気になるじゃろ~

だから、しない!

 

 

みっつ、

必ず資料をご自分で準備され、講演中に配布されます。

 

聴きに来られたお客様のお歳や引き(関心度)に応じて資料(1~2枚)を渡され

るそうです。

拙僧もそうじゃが、「年寄りは、すぐ忘れるからな~

理由は「それだけじゃよ!」

 

 

ご質問に来られた方には、ご自分の名刺をおひとりおひとりに手渡しされます。

その時わかっていても、いい話(?)ほど.....忘れるもんじゃ!

いつでもおたずね下さい!....との「カタチ」じゃよ.....。

 

さすがに、わたくしども「俗人」とは違いますね.....。

「日々日々のご修行の賜物!」

頭が下がります......。

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京都にはたくさんの寺院があります.....。

もっと、もっと「いいお寺さんに出会いたい

ものですね!

 

 

また、また。