京かみあん~言葉のはなしをあれこれと~

『誰も知らない京の街は もっと面白い!』

2021年を振りかえれば・・

あけまして おめでとうございます

 

正月早々、へんな話からスタートしますが・・・

昨年のコロナで、今まで盤石だった流通経路がガラガラと崩れ去っ

てしまった・・・私どもに限っての事象かもしれませんが

 

竹を採りにいって下さった高齢の職人さんが後継者もなく廃業され

たり、道具・工具類を作ったり修理してくれる職人さんも仕事を辞

められた。

 

コロナ以前の生産が出来ない状況に陥ってしまったのです。

・・・少しの在庫では、いつかは生産できなくなってしまうことは

明白です。

 

2021年から、出来るだけ「受注生産体制」に切り替える

試みをしてきました。

そこで、一例として、

「確定受注」なる考え方をとりいれ、変動する要素を排除する管理

生産方式を試みる。

「確定受注」で年間安定した資材調達がお願いでき、過剰な生産を

願いしなくてもいいことになります。

つまり、変動要素の「飛び込みの発注はゼロ!にする」ということ

です。これで、少しでも高齢者の生産を無理していただくことなく、

マイペースで生産できる。

また、読める余剰時間のおかげで他の作業も出来る・・・という

です。

 

他方、

私どもでも、循環型の製品を作る工夫を試みています。

燃やして「炭素」になり、金属はリサイクルに・・・できるだけ

天然素材のものを活用して製品づくりをするという実践。

また、循環可能な製品の企画・立案も真先に考えなければなりま

せん。

 

経済規模は確実に「縮小」するでしょうが、無駄な廃棄が減る

とになれば・・・次第にですがプラスの方へ針が動くかもしれま

せん。

もう『大量生産 大量消費』の考え方から決別する意思を強く持

たなければならない処に来てしまったのでしょう。

2022年からは『ムダ・ムリ』のない経済社会を構築してゆかなけ

れば

・・・と思います。

 

 

2022年正月元旦